200年に及ぶ歴史

18世紀後半パリサントノレ通りに店を構えるジャン=ヴァンサン・ビュリー(当時のビュリーは”Bully”とふたつの”l”で綴られていました)は、香水と香り酢の魔術師としてその名を馳せていました。19世紀に入っても調香師達はアンシャンレジーム時代の職人技と、秘伝のレシピを受け継いでいました。その後香水が流行し、幅広く愛用されるにつれ、世界中からエキゾチックな花々が集められるようになりました。ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネは未知の、大胆な香りを求めて希少な花をフランスに輸入したほどです。ナポレオン法典が発令されて以来、香水の製造過程における技術と品質は格段に進歩しました。ビュリーが進化させた科学と化粧品技術を駆使して開発した数々の製品のなかでも特に、香水とスキンケア製品は成功を収めました。お肌を浄化し、スキントーンを均一に保つ効果を謳った香り付きローション、“ビュリーの香り酢”は特許を取得し、ヨーロッパ中の人々がその魅力の虜になりました。ビュリーがブランドとしての価値を1世紀以上も保ち続けることができたのも、名品“ビュリーの香り酢”の存在があったからです。

長きに渡りオフィシーヌは香水と化粧品の開発に携わり、黄金時代を築きました。

そして今日

そしていま、フランスを代表した美容専門店が長い眠りから目覚め、ふたたび世界を巡る旅に出ます。大胆さと精緻さに根ざした冒険と革新の精神で、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーは革新的な美容技術と優れた効果を兼ね備えた、自然由来原料の製品をお届けします。パリで考案され、フランスの研究室で開発される製品は、昔ながらのレシピや教えを忠実に守りつつ、最先端の美容技術によって製造されています。オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーは現代の研究室がもたらす自由や効率性を活かし、昔ながらの伝統を蘇らせます。古来の製法を参照し、美の遺産を継承しながらも日々進化しています。

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー オーナー
ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック
ラムダン・トゥアミ

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーのオーナー兼アーティスティックディレクター、ラムダン・トゥアミはパリ左岸ボンマルシェとリバティとのコラボレーションにより老舗蝋燭店シール・トリュドンを全く新しいホームフレグランスブランドとして生まれ変わらせたことで知られています。鐘型のガラスカバーをかぶせるタイプのキャンドルを発案したのも彼です。彼のプロデュース力によってシール・トリュドンは世界的な成功を収め、現在では58カ国で取り扱われています。今日、彼が新たに舵をとるオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーはパリ 、東京、京都、香港、台北、ソウル、サンフランシスコ、ロンドン、コペンハーゲンに店舗を構え、レトロフューチャリスティックなインスピレーションのもと、日々新しい製品を生み出しています。